ニュース&トピックス


2026年夏|太陽光発電 × エネファーム × EV・PHEV

太陽光の発電量、昔より少なくなった気がしませんか?
EV・PHEV時代に考えたい「充電方法を選べる家」

太陽光発電を設置して10年、15年。

モニターを見ながら、

「以前はもっと発電していた気がする」
「晴れているのに、なかなか4kWを超えなくなった」
「2~3kWくらいで発電している時間が多い」

そんなことを感じていませんか?

そして今、EVやPHEVへの買い替えを考え始めると、 新しい疑問が出てきます。

「この太陽光でクルマまで充電して大丈夫?」

実はこれからのEV充電設備で大切なのは、 単純に「何kWで速く充電できるか」だけではありません。

太陽光が出ている時間。
発電量が少ない時間。
電気料金が安くなる時間。

それぞれに合わせて、 「いつ充電するか」「どのくらいの電力で充電するか」を選べることが、 これからの住まいでは重要になってきます。

第1章 昔より太陽光が発電しない? まず「ピーク出力」だけを見るのをやめてみる

10年以上前に太陽光発電を設置されたお客様から、 「最近、昔ほど発電しなくなった気がする」というお話を聞くことがあります。

例えば4kW台の太陽光発電設備。

設置当初は晴天日に4kW近い数字をモニターで見た記憶がある。 ところが最近は、晴れていても2~3kW台で推移する時間が多く、 4kWを超える場面をあまり見なくなった。

そうなると、

「太陽光パネルが劣化したのでは?」

と心配になるかもしれません。

発電量が下がって見える理由は一つではありません

ただし、発電量が以前より少なく見えるからといって、 すぐに太陽光パネルの劣化だけが原因とは限りません。

太陽光発電の出力は、 日射量、雲、気温、パネル温度、屋根の方位、 周辺建物や樹木の影、パネル表面の状態、 パワーコンディショナなど、さまざまな条件によって変化します。

特に夏は日射が強い反面、 太陽電池モジュール自体が高温になるため、 必ずしも「真夏の晴天=年間最大出力」になるわけではありません。

もちろん、10年以上経過した設備なら、 過去の発電量との比較やパワーコンディショナの状態確認も大切です。

しかし、EV・PHEVとの組み合わせを考える場合、 もう一つ違う視点を持ってみてください。

「最大で何kW発電するか」ではなく、 「普段どのくらいの発電が何時間続いているか」を見る。

4kWを待つより、2~3kWをどう使うか

例えば現在の太陽光発電が、 晴れた日の昼間に2~3kW程度で安定しているとします。

この電気は決して小さなものではありません。

問題は、 その電気を家庭の中でどう使うかです。

以前の太陽光発電は、 「発電した電気を売る」という考え方が中心でした。

ところが卒FITを迎えた住宅では、 売電単価と購入電力単価の差が大きくなっています。

そこで今後は、

「売る太陽光」から「自宅で使う太陽光」へ。

考え方を変えていくことが重要になります。

その自家消費先として非常に大きな存在になるのが、 EV・PHEVです。

ところが、クルマの充電は家庭の中でも大きな負荷

EV・PHEVの充電設備を設置するとき、 「できるだけ速く充電したい」と考えるのは自然です。

しかし、ここに一つ注意点があります。

例えば太陽光が2.5kW発電していたとしても、 その2.5kWすべてをクルマへ使えるわけではありません。

住宅では同時に、 エアコン、冷蔵庫、テレビ、照明、 IH、食洗機、換気設備などが動いています。

例えば、

太陽光発電 2.5kW
家庭内使用 0.7kW

なら、

クルマへ回せる余裕は約1.8kW

という考え方になります。

この状態で約3kWの充電をすれば、 不足する電力は電力会社から購入することになります。

つまり、

「太陽光でEVを充電しているつもりだったのに、 実際には昼間の高い電気も買っていた」

ということが起こり得ます。

だからこそ、 これからのEV充電設備では、 単純な最大出力だけではなく、 充電電力を調整できることが重要になってきます。

第2章 EV・PHEVを充電するなら知っておきたい、東邦ガス「夜トク」

EV・PHEVを購入すると、 家庭の電気使用量はこれまでより増える可能性があります。

そこで確認したいのが、 「何時に電気を使うか」です。

東邦ガスには、 時間帯によって電力量料金単価が変わる 「トクトクタイムプラン(夜トク)」があります。

基本タイプの場合、平日は次のような料金体系です。

時間帯 時間 電力量料金単価 EV充電の考え方
デイタイム 10:00~17:00 38.80円/kWh 太陽光発電をできるだけ活用したい
ホームタイム 8:00~10:00
17:00~22:00
28.61円/kWh 家庭消費が増える時間。充電量に注意
ナイトタイム 22:00~翌8:00 16.42円/kWh 購入電力で充電するなら有力な時間

※上記は電力量料金単価です。実際の請求額には基本料金、 燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金などが反映されます。 また、契約条件や使用状況によって最適な料金プランは異なります。

同じ1kWhでも「いつ買うか」で大きく違う

ここがEV・PHEVと時間帯別料金の面白いところです。

平日昼間10~17時は38.80円/kWh。

22時以降は16.42円/kWh。

電力量料金単価だけを比較すると、 2倍以上の差があります。

つまりEVを充電するなら、

「いつ充電するか」

が非常に重要になります。

では昼間は充電しない方がいい?

ここで太陽光発電が登場します。

太陽光が十分に発電しているなら、 昼間でも購入電力をほとんど使わずに EV・PHEVへ電気を回せる可能性があります。

つまり、

晴れた昼 → 太陽光で充電

曇って発電が弱い昼 → 充電量を抑える、または待つ

太陽光が期待できない日 → 夜トクの時間へ充電を移す

という選択ができるようになります。

夜トクには生活スタイルに合わせた時間帯もあります

さらに現在の東邦ガスには、 基本タイプだけでなく 「朝型」「夜型」も用意されています。

基本タイプのナイトタイムは 22時~翌8時。

朝型は23時~翌9時。

夜型は21時~翌7時です。

例えば帰宅が早く、 21時以降にクルマを充電したい家庭なら、 夜型という考え方もできます。

反対に朝の時間まで充電したい家庭なら、 朝型が生活に合う可能性があります。

これからEV・PHEVを導入するなら、 車だけでなく、 家庭の生活時間と電気料金プランを一緒に考える ことが重要です。

晴れ・曇り・雨で充電方法を変える

これからの充電は、 毎日同じ時間に同じ電力で充電する必要はありません。

状況 おすすめの考え方
晴天・太陽光発電が十分 昼間に太陽光を利用して充電
晴れているが発電2~3kW程度 家庭負荷を見ながら充電電流を抑える
曇天で発電が不安定 充電量を抑える、または夜へ移す
雨天 無理に昼間充電せず夜トクを活用
翌日長距離を走る 太陽光+不足分を夜間充電
翌日は近距離だけ 無理に満充電にせず翌日の太陽光を待つ選択も

つまり、 EV・PHEVのバッテリーを 「毎晩必ず満充電にするもの」と考えなくてもいいのです。

翌日の予定が近距離だけなら、 バッテリーに余裕を残しておき、 翌日の太陽光発電で充電する。

これも、 太陽光を自家消費する一つの方法になります。

第3章 これから備えたいのは「充電できる家」ではなく「充電方法を選べる家」

ここまでの話をまとめると、 これからEV・PHEVを購入する家庭に必要なのは、 単純に200Vコンセントを一つ設置することだけではありません。

もちろん、 専用回路を設けた適切なEV・PHEV充電設備は重要です。

しかし、その先を考えるなら、

「充電する時間を選べる」

「充電する電力を調整できる」

「太陽光発電と連携できる」

この3つを意識して設備を考えておくと、 将来の使い方が大きく広がります。

方法① クルマ側で充電電流を調整する

車種によっては、 EV・PHEV側で充電電流の上限を変更できます。

例えば現行プリウスPHEVでは、 200V普通充電時に 「MAX」と「8A」 を選択できます。

車両設定から「充電設定」→「充電電流」と進み、 8Aを選択すると、 充電時の最大電流が8A以下に制限されます。

200V×8Aなら、 単純計算では約1.6kW相当です。

これなら例えば、 太陽光発電が2~3kW程度の時間でも、 家庭側の消費電力を見ながら 太陽光の範囲に収めやすくなります。

例えば、

太陽光発電 2.5kW
家庭消費 0.6kW
PHEV 約1.6kW

なら、

2.5 − 0.6 − 1.6 = 約0.3kWの余裕

というイメージです。

もちろん実際の充電電力や家庭負荷は一定ではありません。

しかし、 最大充電能力だけで充電するのではなく、 発電状況に応じて充電電流を抑える という考え方ができます。

方法② 充電設備側で賢くコントロールする

さらに一歩進めるなら、 住宅側の充電設備そのものに 制御機能を持たせる方法があります。

今回、選択肢として注目したいのが、 パナソニック「ELSEEV hekia S Mode3」機器連携タイプ です。

このタイプは、 AiSEGなど対応する住宅エネルギー管理システムと連携することで、 単にクルマへ電気を送るだけではない充電設備になります。

例えばピークコントロール機能では、 住宅全体の使用電力量を判断し、 EVへの充電電流を自動的に調整します。

エアコン、IH、電子レンジなどが同時に動いて 家全体の電力使用量が大きくなった場合、 クルマの充電電流を抑えるという考え方です。

これによって、 EV充電を始めたことで 「ブレーカーが落ちる」 「契約容量を必要以上に大きくする」 といった問題を抑えられる可能性があります。

太陽光と連携する「AIソーラーチャージ」という考え方

さらにパナソニックのAiSEG対応システムでは、 太陽光発電とEV充電設備を連携させる 「AIソーラーチャージ」という機能があります。

天気予報などを利用して翌日の太陽光発電量を予測し、 条件が整えば夜間のEV充電量を減らし、 翌日の太陽光発電で充電するという考え方です。

つまり、

「夜だから全部充電する」

のではなく、

「明日は晴れそうだから、 太陽光で入れられる分のバッテリー容量を残しておく」

という運用です。

これは卒FIT後の太陽光を できるだけ自宅で使いたい家庭にとって、 非常に興味深い考え方です。

※AIソーラーチャージやピークコントロールなどの機能を利用するには、 対応するELSEEV、AiSEG、計測機器、CT、通信環境などの条件があります。 既設設備の種類やバージョンによって利用できない場合もありますので、 設置前の確認が必要です。

「最大6kWで充電できます」だけでは決めない

EV充電設備を選ぶとき、 どうしても

「3kWか6kWか」

という最大充電能力に目が向きます。

もちろん、 大容量バッテリーを搭載したEVでは 6kW充電が便利なケースがあります。

しかし太陽光発電をすでに持っている住宅では、 もう一つ質問してみてください。

「この充電器は、電気が余っているときと 足りないときで充電方法を変えられますか?」

これから長く使う充電設備なら、 こちらの質問の方が重要になるかもしれません。

エネファームがある家庭なら、さらに時間を分けて考える

エネファームと太陽光発電を両方設置している家庭では、 さらに面白い使い分けができます。

太陽光発電は昼間が得意。

一方、 家庭の電力需要は夕方から夜にも増えます。

エネファームは発電すると同時に 排熱をお湯として利用できるため、 夕食・入浴などで電気とお湯の需要が重なる時間帯に その特徴を活かしやすくなります。

そのため夏場は、

時間帯 エネルギーの考え方
家庭消費。必要に応じて夜間電力の残り時間を活用
太陽光 → 家庭 → EV・PHEV
夕方 太陽光が低下。エネファームの活用を検討
エネファーム → 家庭電力+給湯
ナイトタイム 翌日に必要なEV電力の不足分を充電

という「エネルギーの時間割」を考えることができます。

毎日同じ運転をしないことがポイント

太陽光発電は天候によって変わります。

クルマの走行距離も毎日違います。

家庭の電気使用量も違います。

それなら、 EV充電も毎日同じである必要はありません。

例えば、

明日は晴れ。
→ 夜は満充電にせず、翌日の太陽光を利用。

明日は雨。
→ 夜トク時間帯に必要量を充電。

今日は太陽光3kW以上。
→ 昼間充電を積極的に利用。

今日は2kW前後。
→ 車両側の8A設定などで充電量を抑える。

翌日は長距離旅行。
→ 太陽光だけにこだわらず夜間電力も使って必要量を確保。

こうした選択ができることこそ、 PHEV・EVと太陽光発電を組み合わせる面白さです。

50代・60代から考えたい「もっと電気に余裕のある家」

太陽光発電を10年以上前に設置された方の中には、 現在50代・60代という方も多いのではないでしょうか。

これから先、 住宅とクルマの両方で大きな変化が起こります。

太陽光のパワーコンディショナ更新。

給湯設備の更新。

エネファームやエコキュートの買い替え。

ガソリン車からPHEV・EVへの買い替え。

蓄電池。

V2H。

そして電気料金プラン。

これらを一つずつ別々に考えるより、 「これから10年間の住まいのエネルギー」 としてまとめて考えた方が分かりやすくなります。

特に、

「老後の光熱費をできるだけ抑えたい」

「停電したときにも電気を使えるようにしたい」

「せっかく設置した太陽光を最後まで有効活用したい」

「電気代が上がっても慌てない家にしたい」

「クルマを買い替えるなら住宅設備も一緒に考えたい」

という方には、 EV充電設備の選び方が重要になってきます。

これから必要なのは、 「たくさん電気を作れる家」だけではありません。

太陽光が出ているなら、その電気を使う。

発電量が少ないなら、充電量を抑える。

太陽光が期待できないなら、 安い時間帯へ充電を移す。

夕方からはエネファームを活かす。

そして将来は、 蓄電池やV2Hまで含めて電気の流れを考える。

「電気を作る家」から 「電気を選んで使える家」へ。

これが、EV・PHEV時代の住まいづくりで 大切な考え方になっていくのではないでしょうか。

太陽光の発電量が昔より少ないと感じたら、一度「家全体」で考えてみませんか?

太陽光発電が2~3kWしか出なくなったから、 すぐに設備を大きくしなければならない。

必ずしもそうとは限りません。

まずは、

現在どのくらい発電しているのか。

何時に電気を購入しているのか。

EV・PHEVを何時に充電できるのか。

給湯設備は何を使っているのか。

これらを整理するだけでも、 今ある設備をもっと活用できる可能性があります。

EV・PHEVの充電設備を設置するなら、 単にコンセントを増やすだけではなく、 5年後、10年後にも充電方法を選べる設備 を考えてみてはいかがでしょうか。

加藤工業株式会社へご相談ください

加藤工業株式会社では、 太陽光発電、エネファーム、給湯設備、住宅設備、 EV・PHEV充電設備などを、 住まい全体のエネルギーという視点から考えます。

「太陽光の発電量が昔より少ない気がする」

「PHEV・EV用の充電設備を付けたい」

「3kW・6kWのどちらを選べばいい?」

「太陽光に合わせて充電量を調整したい」

「エネファームとEVをどう使い分ければいい?」

「将来的にはV2Hも考えたい」

そんな段階からでも、 お気軽にご相談ください。

大切なのは、 設備を一つずつ売ることではなく、 そのご家庭に合った電気の使い方を一緒に考えること だと私たちは考えています。

加藤工業株式会社

東邦ガスくらしショップ 小牧店

〒485-0029
愛知県小牧市中央1丁目77番地

電話:0568-77-3211

ガス機器・給湯設備・水まわりリフォーム・ 住まいのエネルギー設備についてお気軽にご相談ください。

ご注意: 本記事は2026年8月時点の公表情報および住宅での運用検討をもとに構成しています。 太陽光発電量、充電電力、EV・PHEVの対応機能、電気料金、 エネファームの発電状態などは住宅・車種・設備・天候・契約内容によって異なります。 EV・PHEV用充電設備の設置には、車両および充電設備の仕様に適合した専用回路、 漏電遮断器などが必要になる場合があります。 実際の設置前には車両メーカー、充電設備メーカーおよび電気工事業者へご確認ください。

ご不明なことがございましたら、インターネットまたはお電話でご相談ください

住まいのことなら
何でもお任せください

0568-76-8500
0568-76-8501 電話受付/9:00~17:00 定休日/年末年始

WEB kan
愛知県小牧市のリフォームショールーム、ライフエナジー館のスタッフによるショールーム日記