トピックス

冬のガス機器、最終点検は大丈夫?
冬は給湯器・コンロのトラブルが集中します。
「壊れてから」では間に合わない――メンテ歴15年の林が、“せっぱつまらないための防御策”と、
8年目ご案内点検(ご希望者のみ)の意味をわかりやすく解説します。
1. 冬に増える修理依頼
11月下旬〜1月は、給湯器・コンロの修理依頼が急増します。 「お湯が出ない」「火がつかない」「エラー表示」といった相談が集中し、 年末前後は部品・工事枠ともに混み合います。
2. なぜ冬に壊れる?
理由は「外気温の低下」と「使用負荷の増加」。 屋外設置の給湯器は低温・結露で基板やバルブが不安定に。 コンロは鍋・煮込みで稼働時間が伸び、点火部やセンサーの消耗が進みます。
よくある前兆
- 点火の「カチカチ」音が長い/回数が増えた
- 湯温が安定しない・設定よりぬるい
- 炎が赤い・途中で消える
- リモコン表示が薄い・エラー番号が出る
3. 防御策3選(前兆の見つけ方)
- リモコン表示の毎日チェック: エラー番号や点火遅れは初期サイン。
- 使用年数の把握: 給湯器10〜12年、コンロ8〜10年で故障リスクが高まります。
- 8年目ご案内点検の活用: 当社は年1回の定期点検は実施していません。 設置から8年目の年にご案内をお送りし、ご希望のお客様のみ点検します。 故障が増えやすい8〜10年帯での早期把握に有効です。
4. 実例:年末に間に合わないケース
12月下旬、給湯器が突然停止。使用13年・部品供給終了で交換判断に。 しかし年末の物流停止と工事枠の逼迫で、工事が年明けにずれ込みました。 お客様からは「もっと早く相談すればよかった」との声。
教訓: 前兆の段階で点検・見積を手配し、年内施工の選択肢を確保することが重要です。
5. 機器別チェックリスト
給湯器
- リモコンに「88/90/140」などのエラー表示
- 点火までが遅い・異音がする
- 湯温が安定せず、設定より低い
コンロ
- 火が赤い/すぐ消える/点きにくい
- 炎の高さが不安定・鍋底が黒くなる
- 炊飯・温度調整機能が安定しない
暖房機器
- 点火直後に消える/異臭・異音
- 温風が弱い/ブレーカーが落ちる
6. 地域特性と凍結・結露
小牧市・犬山市・丹羽郡は寒暖差が大きく、北面・日陰設置の給湯器は冷え込みで 凍結・結露・通電エラーが起こりやすい地域特性があります。 8年目点検では凍結防止ヒーターの動作確認も同時に行い、必要に応じて交換をご案内します。
7. 8年目案内〜冬支度の流れ
- 8年目: ハガキ/LINEで点検案内(ご希望者のみ実施・無料点検)
- 9年目: 軽微メンテ+症状観察(必要に応じ再点検)
- 10年目: 交換検討(再発・部品調達性を考慮し見積)
冬前の安全策: 11月中の状態確認で、年末の混雑を回避。
8. 交換か修理かの判断
- 使用10年以上
- メーカー部品供給が終了
- 同症状の再発が多い
上記のうち2つ以上当てはまれば交換がおすすめ。 短期的な修理費より、長期の安心・省エネ性でメリットが出ることが多いです。
9. よくある質問(FAQ)
Q1. 年1回の定期点検はやっていますか?
A. 実施していません。設置8年目の年にご案内をお送りしますので、ご希望のお客様のみ点検を行います。
Q2. 点検は有料ですか?
A. 8年目ご案内点検は無料です(内容により部品交換が必要な場合は別途お見積り)。
Q3. 急ぎで見てほしい場合は?
A. まずはお電話ください。受付番号を発行し、最短で現地連絡・部品手配を行います。
お問い合わせ
冬場は「壊れてから」では間に合わないことがあります。
「お湯の出が遅い」「火が弱い」「エラーが出る」など気になる症状があれば、まずはお気軽にご相談ください。
加藤工業株式会社 本店
〒485-0029 愛知県小牧市中央1丁目77番地
営業時間:9:00〜17:30(日祝日休)
TEL:0568-77-3211








